富士市商工会(以下、本会。)の事業に対し、関係各位並びに当商工会の会員各位におかれましては、日頃より多大なるご支援、ご協力をいただき、厚く御礼申し上げます。
さて、私は、令和6年度通常総会において会長に選任されて、新たに会長に就任いたしました。鷹岡商工会と富士川町商工会の合併から15年が経ち、令和6年3月の富士川かりがね橋の開通を経て鷹岡地域と富士川地域のつなりが一層強まる中、会員の皆様の経営力向上を支援し、地域の活力向上を担うため、本会の責務は益々重くなってきております。
私たち中小企業・小規模事業者は、新型コロナウイルス感染症への様々な対応を経験し、「ピンチ」と感じるような事業環境の変化に多く直面してきました。本会はこれまで、会員事業者の皆様に寄り添う伴走型支援に取り組んで参りましたが、これからも続く事業環境の変化に対応するには、職員のスキルアップを図り、支援機能を更に強化することが必要であると考えています。
本会は、商工会員の皆様の優れた商品や技術を、更に磨き上げるためのお役に立てるよう、経営発達支援計画を策定し、「一社一匠(いっしゃいっしょう)」運動を推進しております。多くの会員事業者の皆様が「ピンチ」の中にチャンスを見出し、新たな事業取組を積極的に行えるよう、経営発達支援計画に基づき、様々な経営課題解決の要望に対応するワンストップ対応機能を強化して参ります。
そして、地元で事業を営む中小企業・小規模事業者同士で連携する機会を増やし、単独では解決が難しい課題に対応し、経営を向上させるための支援を行って参ります。
併せて本会は、富士市地域産業支援センター「Beパレットふじ」の運営参画をはじめ、関係諸機関との連携向上を図り、多様化する経営支援ニーズに対応して参ります。
会員の皆様とともに、商工会地域の活性化に向け、この地域における様々な経営課題に向き合い、未来ある方向に導くべく、役職員一丸となり努力してゆく所存です。
多くの皆様のご支援、ご協力を、よろしくお願い申し上げます。
令和6年5月